この記事を書いているとき娘の年齢は5歳1ヶ月だ。その娘だがトイレで用を足すことができ自分で拭いて出てくることができる。
一連の流れを1人で済ませられる娘だが1つだけできないことがある。ソレがトイレの個室に1人で行くことだ。
リビングから廊下を通ってトイレに向かうのだが1人で行くのが怖いらしく一緒にくるように言われる。
渋々トイレまで一緒に行くのだがトイレに着くと今度は近づかないでと言われる。
トイレについてこいと言われ、そのトイレでは近づくなと言われ、見られたくないからと壁に向かって立てと言われる。
子育てとは理不尽だ。
今回は子供がトイレを怖がる理由とトイレ理不尽問題について書いていく。
トイレが怖い理由

冒頭でも伝えたが娘はトイレを怖がる。
ただ5歳前後の子は1人でトイレに行くのを大体怖がる。そこで娘に何が怖いのかを聞いてみた。
人の気配がしない廊下が怖い
我が家ではリビングとトイレは廊下で繋がっている。
そのためトイレに行くには廊下を通る必要があるのだが人の気配がしない廊下を1人で通るのが怖いとのことだ。
ただ我が家は豪邸などではなく普通の賃貸だ。犬小屋かと聞かれたら鳥小屋と答えるほど狭い。
そんな鳥小屋だから廊下も狭いし距離も短い。
もし前からヤンキーが歩いてきても狭すぎるので確実に肩があたり『オメーどこ中だよ』と絡まれること間違いなしだ。
そんなレベルで狭く短い廊下だけど子供にとっては静かな廊下が怖いようだ。
木目がお化けに見える
狭い廊下をクリアしたとしても次に怖いのが木目だ。どうやらトイレドアの木目がお化けに見えて怖いらしい。
僕も子供の頃に天井や壁の木目がお化けに見えて怖かった経験があるので分かる。子供の想像力は本当に凄いものだ。
娘はドアにある2つの木目を『お化けが友達を欲しくて皆に会いに行くんだケド結局友達ができなくて悲しんでいる顔に見えて怖い』との事。
娘の説明に追いつけないでいると『何でパパは分からないの』と苦情を言われる。
娘よ。木目2つだけでそのストーリーにはさすがに辿りつけないぞ。
トイレのため怖い廊下へ

いま説明した通りで怖いポイントが2つあるためトイレに行く際は一緒にくるようにと娘に言われる。
例え在宅勤務で仕事中でも問答無用に呼ばれる。僕の意志とは関係なく強制なので娘のやっていることは完全にジャイアンだ。
静まり返った廊下
リビングから廊下に出ると空気が冷たい。
いつもは恐竜のように元気な娘もこの時だけは僕の手を強く握って離さない。
我が子を可愛いと感じる時でもあり、この子を守っていこうと再認識する瞬間でもある。
廊下が狭いのに押される
しみじみしていると娘から押されている圧を感じる。
どうやら怖いから廊下の中心を歩きたいため、押してくるのだが伝えた通り我が家の廊下は狭い。
そんな状態なので僕は壁に体をガリガリとあてながら進むことになる。もし僕が大根だったらおろされている。
トイレ個室にたどり着く

大根おろしになりかけながら着いた先は目的としているトイレだ。
ココまでくると娘はサッサと手を放し1人でスタスタとトイレに入って行く。ドアの木目が怖いためトイレのドアは開放したままで便器に座る娘。
便器に座った事を確認してリビングに戻ろうとすると娘から終わるまで待つように言われるのだ。
トイレに入ってこないで
待つように言われたのでトイレ前で待っていると『トイレに入ってこないで』と言われる。
トイレ前で待っているためトイレ個室内には入っていない。そのことで娘と討論になるが僕の足先が少しトイレ個室内に入っているのが嫌らしい。
『クッ..こまけぇ..』と少しイラッとしつつ娘も女性なので意見を尊重することにする。
壁を向いてコッチを見ないで
続いての注文として『パパが目の前にいると出ないケド1人は怖いから見えるところにいて』だ。
細かい注文は続き『顔を反対方向の壁に向いてオデコを壁にあてたままで待って』とのこと。
壁にオデコをあてたまま直立不動で娘のトイレが終わるのを待つ。世界一無駄な時間が流れるのだ。
子育てとは理不尽だ

在宅勤務で仕事中でも強制的に連れて行かれ、廊下ではガリガリと音を出しながら歩かされる。
着いた先のトイレでは僅かな侵入も許されず壁に向かって立たされる。
子育てとは実に理不尽だ。
子供の笑顔で全てを許せる
リビング戻ると子供から満開の笑顔で『スッキリしたね』と言われる。
今までのイラッがその笑顔で吹き飛び娘に甘い日々がまた続くのだ。
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